「ワーホリで人生を精算する」オーストラリア/沙織さん

こんにちは!WIU受講生のMiyuです。

「そもそもワーホリでどんな経験ができるのか」「ワーホリから帰国後に次のステップに繋げることができた人は、どんな過ごし方をしたのか」……
ワーホリの形は十人十色。だからこそ、準備や現地での過ごし方、帰国後のキャリアなど、迷う方も多いのではないでしょうか?
ワーホリ経験を通して自分らしく輝いて生きている方のストーリーを取材し、お伝えしていきます。

第2回目となる今回は、オーストラリアでのワーホリに挑戦した沙織さんです!

ーまずは自己紹介をお願いいたします

北海道生まれ東京育ち愛媛在住です。ワーホリで出会った主人と結婚し、現在彼の祖父が暮らしている愛媛県に移住をしました。
現在は宇和島という場所で、来春オープンを目標に、ゲストハウスの開業に向けて準備をしています。その夢を地域に伝える場として、6月13日にカフェを開業しました。また、官民共創プラットフォーム「エールラボえひめ」のコミュニティーマネジャーとして、人と人を繋ぐお仕事をしています。

ーワーホリに行こうと思った経緯を教えてください

もともと旅好きで、少しの貯金と休みが取れたら国内海外問わずあちこち出掛ける性分でした。
高校生の頃は、大学生になったら留学に行くことを心に決めていましたが、そのとき本当にやりたかったことを選択した結果、行きませんでした。
社会人になり、仕事はとても楽しかったのですが、毎日満員電車に揺られる会社員生活に疲れを感じていたんです。

そんなとき、ふと、「そういえば留学したかったんだよなぁ」と思い出し、行かなかったことを後悔をし始めました。
また、その1年前くらいに彼氏に振られたことをその後も引きずっていて、その相手が帰国子女だったこともあり、英語ができる人にコンプレックスを抱いていました。
何がなんでも留学に行きたい!と思い、費用が最低限で済み、一番手っ取り早く海外留学する方法は何かを考えた結果、
ワーホリに辿り着き、3年勤めた大手旅行会社を退職しました。

ー現地ではどんな経験をしましたか?

まずは語学学校に4ヶ月間行きました。英語で英語を習い、英語で考え話す経験が新鮮でとても楽しかったです!
そのうち1か月間はカスタマーサービスコースに通い、アルコール販売するお店で働ける資格(RSA)を取りました。

1ヶ月間通ったカスタマーサービスコースは日本人が多かったそうです!

ワーホリビザの最大のメリットだと個人的に思っている「日本人がオーストラリア人として1年間暮らすことができる」権利をフルに活用したくて、放課後も日本人とではなく海外の友人たちと英語を使って過ごし、現地の企業に勤め、とことん英語漬けの日々を送りました。

また、最初の1ヶ月はホームステイをしたのですが、その家族がとても親切な方々で、
日本人が現地オーナーの元で働くためにはそれなりの覚悟と度胸を見せなければいけないと教えてくれたんです。
そこで、履歴書の作成や面接の練習もしてもらった上で、求人サイトに募集が載っているかに関わらず、
働きたいと思ったお店を一軒ずつ周りレジュメを全部置いていきました。

日本の家族がオーストラリアに遊びにきてくれた時の写真(手前のお二人がホストファミリー)

最初はオーストラリア人オーナーのステーキレストランで働きました。
その後、世界遺産にも登録されていの熱帯雨林の中にあるマンガリーフォールズの教育施設に移りました。
そこでは従業員同士のシェアハウスで暮らしながら、働いてました。

余談ですが、マンガリーというのはアボリジニの言葉で「出会い」という意味です。
実際にそこで出会い結婚したカップルが多いのですが、私もそこで今の主人と出会い、結婚しました!(笑)

ワーホリ中に出会った旦那さんとご結婚!!

ーワーホリ出発前にやっておくべきだったと思うことはありますか?

あります!日本のことをもっと勉強しておけば良かったなと思います。
もともと旅行会社で国内旅行の担当だったので、旅行地理という意味ではある程度知識があったのですが、
歴史や伝統文化、例えば茶道花道などを私がひとつでも嗜んでいれば、現地でできた友達をもっと喜ばせることができたのではないかと思います。

また、海外の若者は日本人と比べて自国の政治・経済・歴史について詳しく、ワーホリで出会った友人の国に対する好奇心も強かったんです。
日本のことを聞かれた時に答えられなくて、自国の歴史や文化に興味が無いということがすごく恥ずかしいと思いました。
なので、ワーホリで色んな国の友達を作りたいと思うなら、日本のことをまず勉強していって欲しいです。

ワーホリ経験が現在にどのように繋がっていますか?

海外で生活した経験があり、英語が自由に使えることは武器になりました。
サービス業での経験を活かし、帰国後は国内でも評価が高く、外国のお客さんも多い温泉旅館で働きました。
外国のお客さんへの対応など経験を活かせる職場だったので、もちろん自分への評価も上がります。

自分が海外に住んでいたことや英語が話せることなど、情報発信をしっかりしていくことは前提ですが、
現在は愛媛県で外国人の方へのツアーの通訳の依頼があったりなど、仕事の機会をいただけています。

最後に、これからワーホリ含め海外に挑戦する方へ伝えたいことはありますか?

やっぱり、海外に憧れていくことは原動力としてとても大事なことだと思いますが、
その前に、自分が生まれ育った日本がどれだけ素晴らしい国かということを知っておいて欲しいなと思います。

日本が嫌で行くのではなく、好きだけど、もっと素敵だと思いたいから、
もしくは、もっと素敵なものに出逢いたいから、というポジティブなモチベーションで旅立って欲しいです!

いかがでしたでしょうか?

大学時に留学したいと思っていたこと、英語へのコンプレックス、彼氏との別れなど、
これまでのモヤモヤを立ち止まって見つめ、精算するためにワーホリに挑戦した沙織さん。

これまでの自分に対して行動できたことで、自分自身に対して自信がつき、人生に勢いがついている様子が感じられました。
また、普通に生活をしていたら出会うことが無かった人に出会えることも、ワーホリに行く大きなメリットですね。

今回のゲスト沙織さんの現在の挑戦も、是非チェックしてみてください!!
 ★エールラボえひめ: https://yell-lab.ehime.jp/
 ★ゲストハウス開業までのストーリをシェアするFBグループ: https://www.facebook.com/groups/3254526557940922

ワーホリ国際大学校(WIU)では、このように留学やワーキングホリデーを経験し、その経験を活かして自分らしく活躍している方へのインタビューを行っております。なぜなら私たちは、実際に経験している人の話を聞き、知ることで、将来のキャリアに対してのアイデアを広げることができると考えています。知らないことは思いつきません。他の方のインタビュー記事や動画も是非見てみてください!

WIUは、あなたのやりたいを実現させるために存在します。一人ひとり夢は違うので、みんなが同じように語学学校などに行ってもやりたいことはなかなか叶いません。だからこそ、あなたが興味を持っていることから満足のいくキャリアを築けるようにサポートさせていただきます。まずは気軽にご相談ください!きっと今思っているワーホリとは違う提案ができると思います。