【後悔しない人生】社会人3年でベトナム転職。海外キャリアを掴むまでの軌跡

こんにちは!WIU受講生のshokiです。

突然ですが、みなさんは、「ワーキングホリデー」についてどのようなイメージがありますか。
そもそもワーホリでどんな経験ができるの?」「ワーホリから帰国後に次のステップに繋げることができた人は、どんな過ごし方をしているの?
……など、イメージをしっかり思い描ける方は意外と少ないのではないでしょうか。

だからこそ、準備や現地での過ごし方、帰国後のキャリアなど、迷う方も多いのではないでしょうか?

このコーナーでは、実際にワーホリ経験をされた方や、現在も海外で挑戦し続けている方から自分らしく輝いて生きている体験談をインタビューし、みなさまに少しでも
「海外に挑戦するとこんな体験をすることができるんだ!」
「私も帰国後は、こんなキャリアを歩んでみたい!」
といったきっかけになる情報をお届け致します。

今回は、大手企業に就職後、キャリアアップのためにベトナムへ移住・転職し、現地の広告会社で勤務され、今はフリーランスとして活躍している高林さんのストーリーをお届け致します。

ー海外に転職しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

 幼少期にアメリカへ在住していた経験がありました。その経験もあり、日本に帰国してからもいつか海外に行きたいと思ってました。

 海外へ転職する大きなきっかけは、社会人3年目の大手企業に勤務していた頃、自分の今後のキャリアについて考えていた時でした。

 当時、そのタイミングで「キャリアシフト」という転職について書かれた本(海外就職する際、お世話になった著書の本)と出会い、その本に東南アジアのキャリア転職がアツいと記載されていたんです。

 元々、東南アジアには興味があったのですが、今後、経済成長していくことや、初めての海外移住をしやすいという理由で、ベトナムに転職することを決めました。

ー最近、海外転職を考える人が増えてきている印象がありますが、実際に転職できている人は少ないと感じています。転職してみて必要だと感じたスキルや、自分にはこの強みがあったから転職できたと思うことはありますか?

 それは、必要なスキルといったものは特になく、どちらかというと「海外に行きたい」と考え、実際に行動する力の方が大事だと考えています。自分がキャリアシフトすることができたのは、著者の方が開催している有料のオンライン転職サポートに申し込んだことが大きいですね。そのサポートがあったので、スムーズに転職することができました。

 その当時、実際に、有料サポートに申し込みをし、著者の方に会いに行く行動はしました。中々、働きながら自分だけで情報収集していくことは難しいと思います。特に地方であれば、情報量が少ないので、一人で情報収集することは大変だと思います。

ー海外転職するフローとしては、転職サポートのプログラムに参加したことになりますか?

 そうなります。そのサポートを通し、改めて自己分析して自分の価値観を明確にして職務経歴書と履歴書を作成しました。

また、英語での面接対応も入ったパッケージになっていました。当時は企画が始まったばかりだったので、無期限サポートで受けられ、2週間に1回カウンセラーの方とzoomでMTGをしていましたね。合計8~10回程だったと思います。

ー仕事を探すのは自分でやりましたか?

 紹介してもらった案件の中から、自分に合いそうな仕事を見つけました。海外にあるエージェントに複数申し込みをして、そこからの支援も受けました。

ー元々、英語はある程度話せましたか?

 海外に住んでいたことと、前職では公用語が英語ということもあり、英語に対してあまり苦手意識はありませんでした。ただ前職は、日本国内の営業がメインだったので、実際に業務で英語を使う場面は少なかったですが(笑)。TOEICは800〜840点くらいは取っていました。ただ、英語はベトナムに移住してからの方が伸びました。

ー実際に海外にでてこの位の英語力が必要だったと思うことはありましたか?

 正直、英語は日常会話程度で事足りると思います。ベトナムは他の諸国より英語を使う頻度が少ないのですが、実際に、全く英語を話せなくても移住している人はいます。公用語はベトナム語ですが、買い物をするときなど、お店によってはベトナム人スタッフが英語を話せることもあるので、そうした時は英語で会話をします。

ーベトナムに行く前に準備したことや行ってみて、事前にもっと準備すれば良かったと思うことはありましたか?例えば、言語力の準備やレジュメ作成など。海外に行くまでに準備したことと、今思えばこの準備をすれば良かったなど。

 キャリアを考えることや自己分析、価値観を知ることなどは日本にいてもできることですが、ある程度、海外に行く前にはキャリアの方向性を定めておく方が迷わなくていいと思いますね。

この方向性を定めるための時間を作ることは重要だと思います。なので、英語力は同時並行で、転職に必要な面接対策をするなど、移住に向けての準備は、最低限のことをすればいいと個人的には思っています。

ーキャリア分析をしてみて、見えてきた方向性は何だったのでしょうか? 

  就活の時から大きく変わってはいませんが、今も変わらずWEBマーケティングの領域でキャリアを築き、外国人向けにサービスを展開したいと考えています。

元々、2・3年に辞めてステップアップすることを考えていたので、プラン通りに転職でステップアップできたかなと思います。

ー当初考えていたプランの中で、海外でどのようなスキルを身につけたいと思っていましたか、また、現地でどのような経験を積むことができましたか?

 グローバルで活躍するためには、英語でコミュニケーションをとれるスキルはつけたいと思っていました。

実際の広告営業で、シンガポールのディベロッパーの方に、英語で交渉をすることや、社内の総務会計スタッフと英語でコミュニケーションをとる、飲食店の方と話すなどで英語力をつけることができました。

ー国内の就労経験の中で、今のキャリアに繋がり、やってて良かったと思う経験はありましたか?

 前職は大企業だったのですが、力がつけられる会社に新卒で入社できたのは良かったと思っています。守破離ではないですが、社会人としての基本、営業作法・ビジネスマナーを学べたのは良かったです。

はじめからベンチャーに就職すると、中々身に付けることが難しい部分でもあると思いますし、その点では、基礎を経験した上で海外に行けたのは良かったです。

 また、仕事では主に中小企業の経営者の方を相手に営業をしていたので、現地に来てもその経験が活きています。その経験があったから、海外でも営業ができていますね。

ー東南アジアは勢いがすごいと言われることが多くあるが、実際に体感としてあるか?

 感じています。エネルギーをすごく感じますね。前職の社長には、ここ5年が面白くなる時期と言われていました。

実際に、まだ電車が走っていなかったり、地下鉄を作っている状況だったりとか。また、美人な女性がいかついバイクに乗ってたり、子供もバイクの間に入って3人乗りしていたりとか見ていて面白いですね。あと、何もなかった更地に、気づいたら40階建てのビルが立ったりしています。

 ただ、東南アジアの中でも経済状況が異なっていて、シンガポールは日本の東京のようで、インドネシア・マレーシア・タイはもっと進んでいます。逆にミャンマー・ベトナム・カンボジアはまだまだこれから伸びしろがある、といった違いが見えていますね。

ー海外に行って一番良かったことや価値観が変わったことは何でしたか?

 色々な人の価値観を知ることができたことですね。駐在員や現地の人々、事業で成功されている人など様々な生き方を知ることができました。ベトナムには、昔の日本みたいに親戚が20~30人位いて、旧正月に家族の集まりに訪問させて頂いたのですが、多くの子供達が出迎えてくれたことに驚きましたね。

 また、日本ではお正月におじいちゃんおばあちゃんからお年玉を子供がもらう文化がありますが、ベトナムでは子供がおじいちゃんおばあちゃんにお年玉を渡す文化があります。裕福な生活をしている訳でもないですが、働いたお金を家族に還元する風習を知った時に大変感銘を受けました。

ー新しい価値観を知ったことによるメリットは何ですか?

 自分の立ち位置を認識することができたことですね。日本では日本の中での自分の立ち位置を認識していましたが、海外に来てからは、韓国の人、中国の人の特性などと比較的、相対的に自分はこういう人間なんだ、という立ち位置をよりくっきりさせることができました。

ー比較対象があることによって自分の強みややりたいことがより明確になったということでしょうか?

 そうなります。自分の強みや特性は、以前よりも明確になったと思います。

転職アドバイザーから移住前に世界に出ないと出会うことができない人がいると聞いていましたが、実際にそうだと思うことが多くありました。フリーペーパーの会社をセカンドキャリアで選んだのも多業種の方と出会うことができ、人脈づくりに繋がると思ったからです。

ー今後のキャリアはベトナムでやっていく予定ですか?

 多拠点生活をしていきたいと思っています。1週間ごとに違う街、国に行って過ごす生活をしてみたいですね。ただ、直近5年はまずはベトナムで成果を作っていく予定です。

ー最近若い人でキャリアに悩んでいる人が多く、よく相談を受けることがあります。キャリアを積むうえで知っておいた方がいい、又はやった方がいいことはありますか?

若い内に悩んで止まってしまうと時間がもったいないです。

結婚・出産・介護をきっかけに自分の時間が限られ、身動きをとりにくい状況になりますが、若い時なら自分の好きなことができる時間をたっぷりとれます。

 3年後に海外に行こうと決めていたにもかかわらず、実際に3年後も海外に行けていなかったら、その時間を後悔することになります。80年の人生だとして、自分の夢に挑戦せず、あの時にすればよかったと後悔するのはもったいない。だから、行動し続ける勇気が大事です。

 新卒で就職した会社からの転職は、初めて何かを捨てるという経験になります。学生から社会人になるまではどんどんキャリアを登っていく形になりますが、転職では初めて自分の進路を転換するといった経験をします。

私もそうでしたが、そこに慎重になる人は多いと思います。ですが、そこの期待値や可能性にかけることができるかどうかが重要です。やらない後悔よりやった後悔の方がいいと思います。

 あと、海外に行くことを重く考え過ぎない方がいいと思います。多くの人はやったことのないことに対して自分で勝手に大きな壁を作ってしまいますが、1か月行ってみてダメなら戻ってくればいいですし、北海道・沖縄に行く感覚で海外に行った方がいいです。東南アジアであれば、5時間くらいで行けるのでまず旅行をしに行くこともできます。

いかがでしたか?

「やらずに後悔したことよりやって後悔した方がいい」
「やるかやらないかの勇気を持つことが何より大切なことだ」

と言う高林さんのメッセージが伝わってきたのではないでしょうか?。

「将来こんなことをやっていきたい!」

未来の方向性を定めることで、今からできる準備も明確になっていくことが見えてきたのではないでしょうか?

その為にも、自分が大切にしている価値観や、将来、何をしていきたいのかを考える時間をとることは重要になってきます。

 ワーホリ国際大学校(WIU)では、このように留学やワーキングホリデーを経験し、その経験を活かして自分らしく活躍している方へのインタビューを行っております。なぜなら、私たちは、実際に経験している人の話を聞き、知ることで、将来のキャリアに対しての選択肢が増えると考えているからです。他の方のインタビュー記事や動画も掲載していますので、ぜひ、沢山のアイデアを持ち帰ってみてください。

 WIUは、あなたのやりたいことを実現させるために存在します。一人ひとり夢は違うので、みんなが同じように語学学校などに行ってもやりたいことはなかなか叶いません。
だからこそ、WIUは、あなたが興味を持っていることから満足のいくキャリアを築けるようサポートして参りますので、ご連絡・ご相談を心よりお待ちしております!