【ワーホリから起業?!】「意志のない日本人」と「夢を持つ同世代の外国人」に出会い変わった人生の選択
こんにちは!WIU受講生のMiyuです。
「そもそもワーホリでどんな経験ができるのか」「ワーホリから帰国後に次のステップに繋げることができた人は、どんな過ごし方をしたのか」……
ワーホリの形は十人十色。だからこそ、準備や現地での過ごし方、帰国後のキャリアなど、迷う方も多いのではないでしょうか?
ワーホリ経験を通して自分らしく輝いて生きている方のストーリーを取材し、お伝えしていきます。
今回は、10年ほど前に外資系企業に転職するためにワーホリに行ったものの、
現地での経験から起業を決意し、現在は英語教育特化の幼稚園等を経営されている飯尾さんのストーリーをお届けします!
ー 今の職業とやっていることについて教えてください
メインの事業として認可外保育園を運営しています。
分かりやすく言うと英語教育特化の幼稚園ですね。
さらに卒園した子向けに英語学童という形でアフタースクールがあって、小学生を対象にした英語教育も行っています。
ーワーホリに挑戦した経緯について教えてください
元々システムエンジニアとしてサラリーマンをしていたんですけど、IBMに転職したくて、
そこが外資系なので英語力が必要になりました。
ただ当時の自分は英語力が無かったので、
英語を勉強するなら海外に行こう思って会社を辞め、ワーホリに行くことにしました。
語学留学も選択肢としてはあったのですが、
当時28、29歳くらいでワーホリという限られた年齢でしか使えないものがあるなら使った方がいいかなというのと、
オーストラリアが間口も広く、行ってみたい国だったので、ワーホリでオーストラリアに行くことを決めました。
ー具体的に設定したテーマや目標はありましたか?
ワーホリは最長2年滞在できるということは知っていたのですが、あまり長居をしたくなくて。
目標を立てて達成できたらさっさと帰ってこようと思っていました。
具体的には目標が3つあって、1つはTOEIC800を取ること。
2つ目が現地のバリスタの資格を取ることで、
3つ目がそのバリスタの資格を活かして現地のレストランで働くこと。
ワーホリ行こうと決めた時はTOEIC400くらいで、
そこから少しづつ自分で勉強してTOEIC500で渡航、帰国時に795点を取りました。
目標の800点には到達してなかったんですけど、9ヶ月で大体目標達成できたので帰国しました。
ー現地での経験で良かったことはなんですか?
語学学校に行くと、日本人は日本人とつるんで日本語を喋りがちであまり成果が出ないことが良くある話なのですが、
そういうことが事前に分かっていたので、基本的に日本人とつるまない。
関わったとしても自分と同じようなスタンスで英語を学びに来て、
日本語をあまり使わないように頑張っているような人たちだけでつるんでいました。
なので、基本的には英語のみで生活することを徹底してやっていましたね。
流される人も多いのですが、明確な目標を立てたから出来たことだと思います。
あと、語学学校では現地人ではない外国人と接する機会が多かったのですが、
現地の同年代の若い人たちとは接する機会が全く無かったので、
地元のコミュニティサイトを活用して現地の人と友達になって一緒に遊びに行ったりとか、
そういう機会を自分で掘り下げて作りに行けたのは良かったですね。
ー現地では、どのように仕事を得ましたか?
語学学校のバリスタの資格を取るコースの中に、レジュメの書き方なども入っていました。
そこで作ったレジュメを持って、シドニーの栄えている通りに行って、
歩きながら全てのカフェにレジュメを渡しに行きましたね。
経験の無い自分が採用されたのは、単純に人手不足が理由だったと思いますが、
日本人のいない環境で苦労しながらも働けたのは良い経験になりました。
現地のお店に日本人が採用されるのは大変ですが、
その過程には語学力というよりも根気強さの方が重要だと思っていて、
周りを見ていると日本人はその部分が足りていない人が多い気がしました。
ー実際に現地ではどのような経験をしましたか?
元々IBMに転職するための挑戦でしたが、
現地で色んな人たちと話すことで、
日本人と比べると海外の人たちはハングリー精神がすごいなと思ったんですよね。
同世代でもこんなに考え方が違う人たちがいることに驚いて、このままじゃ日本はヤバいだろうなと思った。
この状況に一石を投じたいと意識が変わって、日本に帰ってきてから転職では無く起業という道を選びました。
一番印象に残っているのは当時20代前半くらいの中国人の子と政治の話をしていたんですけど、
中国って貧富の差が大きいじゃないですか。
その子に「中国は最近すごく急成長して発展してきているよね」って言ったら、
「それは政府がコントロールして表向きは良いように見せてるだけだ。
本当に貧困のところは変わっていないし、あんなの表向きだけだ」って言い切って、すごくびっくりしたんです。
自分の国をよく見ているんだなって感心しました。
ー最後に、これから海外に留学やワーホリ行く人に、知っておいて欲しいことを教えてください
他の方も仰っていましたが、日本のことを勉強して行くことが大事だと思います。
自分も含め、日本人の多くは何か日本のことを聞かれた時に答えられないんですね。
日本好きの海外の人より自分の方が知識無いんじゃないかと思うほどでした。
そういう話を振られた時にきちんとした答えを返せなくて恥ずかしい思いをしたので、
そこは事前に勉強して行った方がいいと思いますね。
いかがでしたでしょうか?
明確な目標を持って渡航したことで、現地にいるだけで満足するのでは無く、
自ら学ぶ機会を作り出し、またそれによって大きな気づきが得られた今回のストーリー。
ハングリー精神、根気強さなど、甘えられる環境にいると忘れかけてしまうことを指摘され、ハッとさせられました。
ワーホリ国際大学校(WIU)では、このように留学やワーキングホリデーを経験し、その経験を活かして自分らしく活躍している方へのインタビューを行っております。なぜなら私たちは、実際に経験している人の話を聞き、知ることで、将来のキャリアに対してのアイデアを広げることができると考えています。知らないことは思いつきません。他の方のインタビュー記事や動画も是非見てみてください!
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