海外での部屋の探し方・借りる前に知っておきたい注意事項

こんにちは!WIU広報担当のAbelです!

「ワーホリ」や「留学」を検討されている皆さん!

「海外で生活する」ことが決まった時に一番最初に考えないといけないことは何だと思いますか?  

「それは、部屋探しです」

特に海外での生活となると土地勘が無いことから、どこに住むべきか、家賃の相場等が分からないことがほとんどかと思います。

これまでに4ヶ国、短期滞在を合わせると8ヶ国で暮らしてきた私の経験から最適な海外での部屋の探し方と、部屋を借りる前に知っておくべき注意事項を紹介していきたいと思います。

ー部屋探しは遅くても渡航1か月前には済ませておく

ワーホリに行く方の中には、現地に到着してしばらくはホテル暮らしをして、物件を探される方が一定数いますが、それはお金と時間が非常にもったいないです!

貯金に余裕が有れば、ホテル暮らしを満喫してからでも良いかもしれませんが、ほとんどの方は現地で語学学校に通うか、就職先を探すかの二択だと思います。

語学学校の学費は安くはないですよね?

就職先を探すにしろ、見つかるまでのしばらくの期間は収入が無い状態が続きます。

そういった状況を想定して、堅実に部屋探しを早めにスタートさせておくことで、物件選びの選択肢が広がります。家賃の安い物件や、中心地からのアクセスが良い場所を見つけようと考えるとその人気さから、どうしてもすぐに募集が終了してしまいます。競争率の高い人気物件を抑えるためにも、前もって現地の物件情報をホームページで確認し、じっくり自分に合った物件を探しましょう。

そして万が一、入居を予定していた物件がドタキャンされてしまっても、時間に余裕の有る部屋探しをしていればすぐに次の物件を探す余裕が生まれます。

ドタキャンと聞いてビックリされた方もいるかもしれませんが、これは実際に私が経験したことです。ドタキャンに関してはこの記事の中で詳しく触れようと思いますが、海外で生活する上では常に最悪の事態を考えながら余裕を持った動きが出来るように心がけましょう!

ー部屋探しは自分に合ったウェブサイトでする

海外で部屋を探すときに明暗を分けるのが、閲覧するサイトです。選ぶサイトによって特徴が異なります。2パターンに分けて、メリット・デメリットを併せて説明していきます。

①海外生活初心者向けのサイト

まだ旅の経験が少ない方にオススメするのは、日本国内でもとても馴染みの有る「Airbnb(エアービーアンドビー)」です。

皆さんAirbnbと聞くと、短期滞在利用者向けの民泊施設だと思ってしまっていませんか?  全くそんなことはありません!

通常民泊での貸し出し制限は180日となっていますが、Airbnbでは長期で借りることが可能です。そしてAirbnbの最も良い部分は何よりセキュリティー面がとても充実している所です。予約や支払いも全て運営サイトを通して行われている為、詐欺などのトラブルや怪しい取引から守られた状態で安心して部屋を探すことが出来ます。その上、日本語で海外の物件を閲覧出来るのが嬉しいのではないでしょうか!

デメリットを挙げると、公式運営サイトを通して取引をする為Airbnbからの手数料も上乗せした価格となる為、基本的に家賃相場が少し高いです。「セキュリティー面は自力で守れるから家賃のコストだけは何とかして抑えたい!」という方には下記で紹介する③を是非みてください。

②海外生活中級者以上の方向けのサイト

留学経験も有り、渡航先の言語をある程度マスターしている場合は、Facebook(フェイスブック)を通じてコミュニティを介して物件探しをすることをオススメします。

コミュニティでの部屋探しの一番のメリットは価格です!

 物件提供者と直接メッセージにてやり取りをするので、価格交渉なども行うことが出来ます。しっかりと時間を掛けて探せば自分の希望した条件の物件を見つけることは十分に可能です。デメリットを挙げると、掲示板から直接ダイレクトメッセージでのやり取りとなる為万が一トラブルに見舞われた際に自己責任となってしまいます。

ートラブルに巻き込まれない為には?

オーナーとやり取りをする際は適度に警戒心を持ちつつ、相手の素性を理解することが重要です。

 とても大袈裟に聞こえるかもしれませんが、他人を簡単に信用してはいけません。海外で長期間生活する際に、危機管理能力は一番重要な要素の一つです。実際に私自身、部屋探しをする際に相手のことを信用し過ぎてしまい、やり取りを行っていた入居予定の物件の方と連絡が取れなくなってしまい結局入居出来なかった苦い経験が有ります。

 私の場合は、幸いなことに、デポジット金を振り込む前だったため金銭的なダメージを受けることが無く代わりの物件を急遽探すことで解決しましたが、聞くところによるとデポジット金を先に振り込み連絡が途絶えてしまう方もいるようです。

このような事態を避けるためには、可能な限り前払いでの振り込みは相手から提案されても、すぐに振り込まず、代わりに別の方法を提案することをお勧めします。私の場合、家賃は基本的に入居日に支払いする形を取っています。

ー学生寮に入る場合

大学や専門学校等を経由して留学する方は、学生寮に入るのも一つの選択肢として考慮してみても良いかもしれません。学生寮に契約する際は、学校が間に入ってくるので入居時のトラブルや部屋の不具合が有っても、柔軟に対応してくれるのが大きな利点の一つと言えます。

 また、別途料金は掛かりますが、寮に食堂が付いてる学校も多く有り、私が学生寮に入居していた時は、カフェテリアカードを発行するだけで毎学期食堂を好きなだけ利用することが出来ました。お陰で、自炊に時間を全く使うことは無くその時間を当時一番専念すべき学業に充てることが出来ました。

  デメリットを挙げると、料金に関しては比較的割高なことと、寮によってはルームメイトが居る為常に自分一人の空間が全く作れないことです。また、学期が終わり長期休みになると現地の学生は皆地元に帰省する為、周りに人が居なくなり少し寂しくなります。私は当時寂しく感じましたが、一人で出掛けたり、時間を有効に使うことが出来る方であれば特に問題にならないと思います。

ーオススメの物件ウェブサイト番外編

①Mix B

日本人用の掲示板サイトで、ロンドンやニューヨークをはじめ、滞在予定のエリア別に日本人が入居者の募集をかけています。初めての海外でいきなり現地の人とやり取りをする自信が無い、又は同じ日本人とやり取りした方が安心出来るといった方達にはオススメのサイトです。注意点としては、日本人がオーナーの物件がほとんどなので必然的に他の入居者も日本人であることがほとんどです。そのため、「留学生活で日本人とは一切つるまないようにしたい」と強く心掛けている方達にはあまりオススメはしません。

 但し、一緒の家に住んでいても部屋は別なので、程よい距離感を保てると思います。そして万が一トラブルに見舞われた際に、現地滞在経験が豊富な日本人の知人が居るだけで心強い助けになることもあります。

また、このような日本人用の掲示板サイトは、割と他の国にもあったりします。例えば、ワーホリや留学で人気のカナダには「JPカナダ」というものがあります。

JPカナダ
https://www.jpcanada.com/

②Spare Room

こちらはイギリスのサイトなのですが、日本人に人気の留学先の一つということもあり、私自身もイギリスでの生活でお世話になったので紹介したいと思います。

  Spare Roomはイギリスで短期生活する方だけではなく、今後長期に渡ってイギリスで身を固めていきたい方にもオススメのサイトです。一年以内の募集はもちろんのこと、日本の賃貸と同様に長期の契約を結び、入居することができます。日本から直接入居する場合は難しいかもしれませんが、内見も出来ますよ。

こちらも同様、各国に部屋探しができるサイトがあります。言語が得意な方は、英語や海外で生活する練習にもなるので、ぜひ英語で部屋探しに挑戦してみてください。

ー入居する前に知っておきたい海外住宅でのカルチャーショック

海外で生活をすると新しい発見に出会うことがたくさんあります。しかしその発見が必ずしも良いものであるとは限りません。カルチャーショックを受けるのも成長していく上で必要な経験の一つですが、可能な限り受けなければ良いに越したことはありません。そこで僕が実際に入居してきた物件での経験を基に海外物件で受けたカルチャーショックをまとめてみましたので、今のうちに理解をして心の準備をしておいてください笑

①欧米はシェアハウス文化

 今まで僕は欧米だと、アメリカ、イタリアそしてイギリスと生活をしてきましたが、どの国もシェアハウスで生活をすることが30代前半ぐらいまでの若い世代だと当たり前だったりします。何故かと言うと物価がとても高く、日本のような一人だけで住める物件(いわゆるアパートメントを個人契約する)に住もうものなら東京都内でタワーマンションに住めてしまう程度の高額な家賃を払わなければいけなくなってしまうからです。

 そして契約するにあたって高度な英語力が求められるほか、家具を一から揃え直さないといけません。初期の留学生活で高額な家賃を払ってまで一人で住める場所を探す人は少ないと思いますので、これは中々避けては通れない道です。日本で一人で住む生活に慣れてしまうと、どうしても他人とアパートの一部を共有して使うのにはストレスを感じてしまいます。ストレスを減らす為に、気になることが有ったらフラットメイト(同居人)にはしっかり言葉で伝えよう。

②建物が古い.

 ヨーロッパ以外にもアジア圏にも滞在したことが有りますが、何だかんだ言っても建物の内装が一番新しく綺麗だと感じたのは日本でした。日本は土地柄、古い建物を取り壊したりして新築のマンション等を建設する為新しい建物が多いです。その環境での生活に慣れてしまうと、どうしても他国に滞在した時にアパートの築年数がが長い場所がほとんどなので内装が古くて人によっては少しだけカルチャーショックを感じるのではないでしょうか?

私自身、日本国内では築年数が浅い物件にしかほとんど住んだ経験が無かった為慣れるのに少しばかり時間を要しました。しかし、古いからと言って設備が使いづらいということはないので、一度住んでしまえば違和感なく暮らせます。

③何かとルールに厳しい

 こちらも地域によって異なってきますが、水道代がとても高い地域に行くと、シャワーに入る時間が5分間までと決められていたり、洗濯機を回す頻度に制限が掛けられていたりすることも有ります。他にもオーナーによってはとても細かいルールでも、従わないと退去させられることもあります。しかし私達も他国から外国人として住ませてもらう立場であるという認識を忘れずに、オーナーへの感謝の気持ちを忘れずに過ごしましょう!

④洗濯物がゴワゴワ、そして部屋干し

 これは欧米諸国だと当たり前のように理解されている方もいると思いますが、日本の水が軟水なのに対してヨーロッパは硬水が出る地域が多いです。その為、洗濯物の仕上がりがゴワゴワになってしまったり、汚れ落ちが悪かったりと他に細かい部分を挙げればキリがないくらいに色々とデメリットがあります。私の場合は洗濯は少ない量で洗い、洗剤は少し多めに入れています。また、ゴワゴワな衣類は必ずアイロンを掛けてから使うようにしています。また幸いなことに、硬水対策アイテムは現地にも販売されているので自分の必要に応じた対策をしていきましょう。洗濯物を干す時は部屋干しが基本のことが多いです。日本人の感覚からすると、大きなカルチャーショックなのではないでしょうか。安心してください!その代わり、日本特有の湿気が無い為、部屋で洗濯物を干しても衣服の匂いが気になることはありません。しかし、必要性を感じる方は工夫をして対策を取る必要があるでしょう。

⑤男性だと安価なシェアハウスを見付けるのが女性と比べて難しい

 私自身、男性として色々な国のシェアハウスに滞在してきましたが、リーズナブルな価格で物件を見付けるのに毎回とても苦戦しています。ある程度高い家賃で新生活をスタートさせることに抵抗がなければ、探すのに労力が掛からないと思います。しかし、どうしても割安で入居をしたいということになると、女性の方が難易度は低いと思います。

何故ならオーナーが募集要項で希望する入居者は女性限定、もしくは女性を優先的に入居させたい方が多いからです。シェアハウスのような場所に住む場合、女性の方に入居して頂いた方が、綺麗に使ってくれることが多く、アパートを衛生的に保てるのが大きな理由の一つとなっています。

 以前私は、アパートを借りる際にオーナーとやり取りを進めていたところ、契約する直前までオーナーが私の名前から性別を女性と勘違いしてしまっており、入居に伴い身分証明書を出した時に、「男性だと知りませんでした、今回は入居をご遠慮下さいませ」と断られたことが有りました。とても悔しさは有りましたが、このようなことが起こってしまう理由はやはり過去に入居した男性達の影響が少なからず有るのではないでしょうか。

 ですので私達男性諸君は、シェアハウスを綺麗に使うことを心掛けて、マイナスのイメージを払拭しましょう!

ーさいごに

 皆さんに合うお部屋探しは有りましたでしょうか?

自分に合った部屋を選ぶかどうかであなたの今後の留学・ワーホリ生活も大きく変わります。是非じっくりと考えて自分に合った留学生活を送ってください。それでは皆さん、また現地で会いましょう!